管理人ふるふる新卒就職活動記録2000
最終章 就職活動にまつわるエトセトラ-Q&A
Q01:大企業と中小企業(零細企業)の違い、利点と欠点を教えてください。
A:まとめるとこんな感じです。
大企業を従業員3000人以上の企業、
中堅企業を、従業員500人以上、3000人未満の企業、
零細企業を、従業員500人未満(狭義的に20人前後の企業を主眼に書いています)
が目安と考えてください。
| 大企業 | 中堅企業 | 零細企業 | |
| 安定性(将来性) | かなり 優れている |
M&A対象になる 危険性が高い |
極めて低い |
| 社員間の給与格差 | あまり 大きくない |
企業によるが 一般に大きい |
かなり 大きい |
| 規模 | 日本全国 たいてい 世界規模で支社がある |
職種によっては 海外部門あり 国内は地区限定の場合が多い |
たいていは1軒から 都道府県3つ 程度くらい |
| 転勤 | どの職種も ほぼ確実にある |
部署が限定されていれば ないが、職種によってある |
まずない |
| 個人への比重 | 極めて低い | たいてい高い | 自分がいないと 回らないこともある |
| 他社への 転職のしやすさ |
ほぼ同じ職種に 限られる |
能力次第 | 意外としやすい |
| キャリア | 無難に過ごせるが、 資格や能力が意外と偏る |
結構資格や能力が 必要とされる |
多種多様な能力が 身につきやすい |
| 合併 | それなりにあるが 対等合併の対象になる |
かなりあって 吸収合併の対象となりうる 子会社になることもある |
合併はまずないが 子会社にされる可能性は 無限にある |
| 出世 | 人数が多いため しにくい |
その人次第 | 競争相手が少ない分 出世はしやすい |
| 福利厚生 | たいていは労働基準法が 守られる |
労働基準法が守られない 場合も多い |
就業規則が 存在しないところもある |
| 最大の利点 | 1人が多いので 価値観は広くなる 2上司によって 仕事の面白さは変わりやすい 3退職せずに、希望すれば 全く畑違いの部署に行ける。 |
1社風がアットホームな 雰囲気になりやすい 2M&Aを逆手にとって 覚悟次第で 大企業に上り詰める ことができる 3やはり人が多いので、 価値観は広がる |
1意見が通り易い 2転勤の可能性が少ないので 人間関係がよければ 最高の環境 3社員ひとりひとりが企業の 未来を担っている |
| 最大の欠点 | それぞれ上記の裏返し | ||
*M&A(Mergers(合併)and Acquisitions(買収)の頭文字。「企業の合併と買収」)
Q02:よく耳にするリストラって何ですか。そんなに大きな会社が個人を路頭に迷わせているのでしょうか。
A:
かなり有名な大企業でも、「リストラ」1万人だとか、希望退職者5000人募集だとか聞きなれた言葉です。
リストラとは英語でRestructuringのことで、「企業再構築」と訳されます。
例えば、A企業が8000人リストラと言う場合、別に8000人全員の首が切られるわけではありません。
大企業は、実は多数の子会社を持っています。子会社でなくても小さな関連会社も、この場合に含まれます。
多くのリストラは、こういった子会社への出向(多くは片道切符)を指すのです。
こうなると、入社した時にあった就業規則が適用されなくなり、たいてい、出向先の子会社の就業規則が適用されます。
子会社への片道切符は、しばしば給与面や保障面でも待遇が悪くなります。
つまり、俗に言う都落ちです。
大企業の親会社は、「8000人のいらない人間をそちらで抱えてくれ。さもないと子会社のそちらには仕事を回さないよ。」というような
高圧的な姿勢でいらない人間を子会社に押し付けるのです。
リストラ対象となった人は、首を切られた訳でないにしろ、少なからず自分は企業にとって要らない人間だと思わされ、心に傷を負います。
実はこれが大企業の狙いで、それがイヤで自己都合退職してくれるのを待っているのです。
特に、こんな言葉をセミナーで聞くかもしれません。
「合併(M&A)には、必ずリストラがついて回る」
同じ部署は2ついりませんし、人数もある程度確保すれば企業側としては十分です。
ですので、同種同業企業同士が合併すると、絶対にリストラが必要になってしまうのです。
合併した企業を中心にリストラ要員にならないために社内サバイバルが起こります。
これに業績悪化が上乗せされれば、さらにリストラは激しくなります。
大企業に居れば安泰という神話は崩れ去っています。
同じ企業に、将来的にも安泰に過ごせていたのはもう過去の話です。
終身雇用制度が崩壊したと言われるのはこういったリストラをちらつかせる大企業の姿勢そのものを意味しているわけです。
Q03:仕事をしていく上で、資格を持っていることは大事だと思いますか?
A:
必要不可欠です。
学生のうちに取っておける資格はとっておきましょう。
Q04:働きやすさって何だと思いますか?
A:
個人的な意見ですが、職場の人間全員が、今の職場をよりよくしようと思っている環境が、一番働きやすい環境だと思います。
Q05:自分は、1年浪人して、さらに1年留年してしまっています。就職活動では不利でしょうか?
A:
不利です。
それ以前に、年齢制限に引っかかるほど留年や浪人をしていると、門前払いにされることがあります。
ただ、最近では、戸口だけは広く設けて、チャンスは与えてくれる傾向になっています。
面接では、一般に同じ年数で比較して、浪人しているよりも留年しているほうがどうしても低く見られてしまいます。
Q06:圧迫面接って何ですか。
A:
回答をする前に、逆に質問です。皆さんに次のような経験はないでしょうか?
自他関わらず、なんらかに追い詰められて、余裕がない状況に陥った時に、その人の本性が垣間見れたということが。
結論から言えば、面接でわざと応募者を精神的に追い詰めてみて、本音や対応を聞き出す面接のやり方を世間では、圧迫面接と呼んでいます。
管理人が受けた会社の中でも、いくつかその方法を取っているところがありました。
個人的には、あまりいい方法とは思えませんが、長い就職活動では、一度くらい体験すると思います。
ちなみに、管理人は2度体験しました。
1度目のところは落とされましたが、2度目のところからは内定を貰っています。(第7章で触れたところとは違う企業でした。)
Q07:社員を大切にしない企業の目安は、外から見て分かるものですか?
A:
客観的データから見るならば、社員の平均勤続年数を見るとよいと思います。
創業が古いのに、極端にこの平均勤続年数が少ない会社は、人を使い捨てにする企業と思っていいです。
特に、男性社員のこの数字が小さい企業は、社内に何らかの問題を抱えていると思っていいでしょう。
これは、企業の規模に関わらず言えます。書いてない場合も疑ってかかる必要があります。
Q08:セクハラってニュースなんかでよく聞くけど、そうそうあるものなのですか?
A:
はっきり言います。
あって当たり前です。
会社という組織は、どうしても大企業は男社会ですから、どう排除しようにも、女性をそういう対象としてみる人間が絶対に居ます。
それが、上司や先輩に居る可能性は0であることのほうが珍しいです。仕事をしてみればわかりますけど、
会社で出世する人間が、必ずしも人として有能とは限りません。(もっと言うならば、会社で出世する人間が必ずしも仕事が出来るわけでもありません。)
Q09:就職活動で学歴はどう判断されるのでしょうか?
A:
「そのときに課せられた仕事(つまり日々の教育課程での勉強)を少なくとも人よりもこなしてきたと証明されるものを持っている」
と思われます。
この言葉の意味の通りです。こういう保障がある人とならば一緒に仕事をしたいと思うからこそ、学歴は未だにありがたがられます。
高学歴であればあるほど、応募やセミナーの案内がより多数の企業から届くのがその証拠です。
しかし、企業が欲しいのは、あくまで将来的に伸びそうで、ある程度の保障や信頼がおける人材なのですから、
社会性に欠ける高学歴な学生は、どこへ行っても落とされます。
もしも、大学受験偏差値が高くはない大学に行ってしまったのであれば、他の自分の特技を精一杯磨いてください。
なおかつそれを面接でしっかり相手に伝えてください。
それが分かっていれば、例え競合相手が学歴的に高くても、高学歴なだけな応募者はちっとも怖くないです。
Q10:就職活動を一言で言うと何ですか。
A:
「自分との戦い」です。