管理人ふるふる新卒就職活動記録2000


第5章 思わぬ敵現る


まず、企業の採用方法で、一般的なスタイルをここであげておきます。

最初には、もっぱら会社説明会(セミナーと称されることもある)からスタートします。
で、ここからは企業によって千差万別ですが、、たいていはこの説明会のときに、一般知識を問う問題(SPI試験)というのを
受けさせられます。そして、それが全員終了したら、集団面接に続きます(ただし企業によっては個人面接のところもあります)。

概略は以下の通りです。(あくまで標準的で一般的なフローチャートです)

エントリー(応募)

セミナー日程決定

会社説明会+0次試験(一般知識を問う問題)+1次面接(人事部による面接)
↓選考突破ならば
2次面接(人事部の偉いさんによる面接であることが多い)
↓選考突破ならば
最終面接(会社の中枢に近い方々である役員による面接。企業の社長自らが参加する場合もある。)


セミナーですが、別に寝ていてもいいと思います。寝れれば、志望者は、その企業には興味がないということですから。
逆に、本当に入りたい企業のセミナーならば、眠気なんて起こらないと思います。
ここで、企業に対して好印象を与えるために、説明会のときに、自分の大学名と氏名を言いながら、質問事項を人事部の人に行う勇者たちは多いです。
ちなみに、管理人は、これを全く行いませんでした。
なぜなら、本当に疑問があることなら、面接のときに直接聞いたほうが人事部の人に
印象付けられると思っていたから
です。
ただ管理人の考え方として、集団の中でいい子ぶるのは性に合わない、というのも大きな理由ですが。
そんなわけで、セミナーはたいてい、最後に、説明会内容の中で、質問事項があるかを問われ、それが一段落するまで続きます。
それが終われば、1次面接試験です。(しかし、中には別の日に面接というところもありますよ。)


1次面接・知識問題試験(SPI)の目的は、数百〜数千人はいる応募者に対して、フルイをかけることが目的です。
というのも、企業側にしてみれば、いちいち全ての応募者に対して、一人一人面接していては、採用活動が非効率であるため、
まずは、一般知識を問う問題で応募者をふるい落とします。
企業によりますが、ここで応募者はだいたい5分の1から10分の1くらいに減らされます。(つまり80〜90%はここでまず脱落するというわけです)

その後、1次面接が始まりますが、ここで問われるのは、管理人は意思疎通能力だけだと思っています。
管理人に言わせれば、比較的緩い関門と言えます。
したがって、志望動機と自己紹介が、自分の中でしっかり練りこまれていて、緊張することなく人事部とコミュニケーションが取れれば
まず落とされません。逆に言えば、世の中の学生はこれさえ出来ない人が多いとも言えます。
ここで、落とされる人の中で、結構しゃべりがうまそうな学生がいます。
しかし、そんな学生がここで落とされることもあります。
理由は、意思疎通能力というのは、
自分の意見を、相手の質問に応じて答えて話す」「相手の話や言っていることの意図を理解する
ことをさしている事実に気づいていないからだと思います。
あなたが、もしも話好きなら、同時に聞き上手でもなければいけません。
逆に、あなたが、聞き上手ならば、しっかり自分の意見、やりたいことや出来ることを、相手に疎通させる努力をしなければなりません。
この辺の認識が、この1次面接では問われていると感じました。

実は、これらは、簡単そうに見えて、やってみると意外と難しいのです。
相手が友達ならともかく、面接官で限られた質問、限られた時間で自分という人間がどのような人間かを
売り込まなくてはならないのですから。
もしも、あなたが学生ならば、こういった視点で周りを見てください。
驚くほど、少ないことが分かるはずです。
そういったわけで、SPIでそれなりに減った志望者数の中でも、
10人に1人だけ、次の難関に進めます

問題は2次面接です。管理人個人の意見ですが、ここはかなりの難関だと思います。
何故なら、ここで人事部は本気でその人の適正を見てきます
それだけではありません。同じように1次面接を突破してきた強敵が並ぶので、この中で最終関門に通してもらおうとすれば、
並大抵の甘い考えでは、ここで敗退が決まってしまいます。
恐らく、ここが就職活動の最大の争点となるでしょう。
こんな強豪相手や、面接官を相手にしてのぞんでも、最終面接に通してもらえるのは、実に10人に1人程度なのです。

ここを突破すれば、実は、最終面接はそれほど難しくないです。

今までの関門をクリアしているということは
人事部に自分自身という人材が企業の偉いさんにお勧めできると見なされたということなので、人事部は味方なのです。
だって、1次も2次も基本的に人事面接官が相手でした。
その方々に自分という人材が認められたということなのですよ。
当然、応募者自身も、今まで受けた面接の中で、その企業の人事部の対応や、その雰囲気から、
企業の姿勢を十分に掴めていることでしょう。
その企業の特色や、社風のようなものが少しは見えているはずです。
だから、ここまで来れたのなら、その企業に自分自身が向いているかどうかは自分の中ですでにはっきりわかっているはずなのです。
だったら、あとは、自分自身の思いを、企業の中の偉いさんに精一杯ぶつければいいのです。

ちなみに、管理人は、最終面接では、1社も落とされませんでした。
当然、最終面接で落とされなければその企業にめでたく内定をとったということになります。ここで落とされる確率はぐんと低くなって
3〜5人に1人は内定に結び付けられることになります。

まあ、このように、何回にも分けられて行われる就職活動は多くの時間を消費するのですね。
確率論から計算すれば率も100倍以上を超えていることは納得していただけるのではないでしょうか。

ただ、ここで挙げているのはあくまで管理人が受けた企業の中での一般論です。
実は、企業によってはなんと7次面接まである企業もあるようです。それに比べれば、製薬企業は、まだまだ戸口は広いのかもしれません。

さて、管理人自身の話に、戻ります。
管理人の場合、一番最初に面接を受けることになったのは説明会後、すぐに1次面接をした中外製薬でした。
1999年3月1日。初めての面接。

はっきり言います。ボロボロでした。運が悪く、5人の集団面接のなかで、私から面接官の質問を受けたのでした。
これが管理人が臨む初めての面接でした。

面接官「それでは簡単に、自己紹介をしてみてください。

この質問は、5人並んでいた端っこに位置していた管理人にその質問がやってきました。
その質問事項は、基本自工ですので、もちろん頭の中ではそれなりにまとまっていたはずです。が、まさにぶっつけ本番状態。
管理人の緊張は、絶頂状態で、もちろん周りに助け舟などありません。
こんな状況で、まともに答えられるわけがありませんでした。当然と言えば当然ですが。
管理人はとにかくこの場で緊張しまくりました。
5人の志望者が同時に参加する集団面接であったこともあって、他の志望者に見られているという圧迫感
場慣れしていたほかの学生さんがはきはきと回答しているのをみて、それに圧倒されたということが主な理由でした。
結局、中外製薬1次面接では、自分が伝えたいことの1割も人事部に伝えられずに敗退しました。

しかし、中外製薬は、第一志望ではなかったため、
とりあえず就職活動における面接というのはどんな雰囲気かをつかむと言う意味ではかなり勉強になったのです。
たとえ面接では落とされているのに、管理人の中に何らかのものが残ったわけです。
それは、「場の雰囲気を知る」ということと、「落ち着いて相手に伝えたいことを伝えるトレーニングが必要」ということでした。
ここで、こういった極意を得た管理人は、それだけで、飛躍的な成長を遂げました。失敗は必ずしも終わりと等しくないのです
仮に、ここの会社で落とされても、エントリーしている企業はほかにも多数あります。
だから管理人は、ここでは落とされたものの、面接というのは、意外と面白いなという手ごたえを感じました。

そういう余裕が出てきたせいでしょうか。すぐ直後に後日控えていた武田と山之内製薬での面接は、1次集団面接をいずれも突破することが出来ました。

しかし、ここで表題の思わぬ敵が管理人の道を阻みました。

それは、大学の研究室でした。
就職活動に対しての理解が、あまりにもなかったため、就職活動時間を得るために、教授や助教授と大喧嘩したこともありました。
同じ大学内だというのに、他の研究室は就職活動に関してはかなり寛容でしたが、管理人の研究室は、かなりペナルティを背負わされる羽目になりました。
正直、これは大きなハンディとなりましたが、企業に入りたいという自分の気持ちをなによりも優先して、就職活動に専念しました。
そこまでしてまでやった就職活動への情熱が功を奏してか、活動に身が入ったので、結果的に良かったと思います。


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